殆どの河川が解禁する3月、私たちも遅ればせながら2019年の渓流解禁を迎える事となりました。
3月1日に道志川が解禁となり、例年ですと出向くのですが、諸所の事情にて今年は行く事が出来ませんでした。
そして、3月17日の日曜日、解禁日から3日後の桂川鹿留地区へ釣行してまいりました。
2019年最初の釣行は桂川の鹿留地区です
昨年は年券を購入し足しげく通った桂川です。勝手知ったるレベルには及びませんが、何回も通いつめたポイントです。
そんな桂川の鹿留地区釣行を動画に収めましたので良かったらご覧ください。
後半になんとか50オーバーのニジマスを上げられましたが、全般的に低い気温のためは活性が低く苦戦しました。
堰堤に投げ込むと強いアタリが来た!
水深はわずか60センチ程、段々に堰堤が連なり、最後の堰堤にマグロの切り身を投げ込んだ。
わずか1投目にグンっ!と目印が引きずり込まれた…。
竿を立てて耐える・・・
ググググッ!と竿先がしなり、身体ごと持って行かれそうだ。
「たえろ!じっくり耐えろ!」っと声を掛けるが返事をする余裕が無い。
右に左に竿先が持って行かれる。
「やばい、いつものパターンだ、いつもの切れるパターンだぁ・・・」引きをコントロールしながら、たっくん2号はそう感じたらしい。
時間にして30秒程か・・・
パツッん!と1号のフロロは無残にも切れ竿への強い引きがなくなり切れ残った残骸がヒラヒラと風に舞っていた・・・。
そう、思い返せば、ラインは1号を選択していたのだ。
下流域におけるアタリの少ない苦戦がおのずとライン選択を誤らせた・・。
下手をすると0.8号すら選択してしまうような下流域でのアタリ薄の状況、一尾をあげたい、そんな心境すらあった。
しかし、それがいけなかった
逃した魚は大きいというが、1号をいとも簡単にぶっちぎったこいつは間違いなく40センチは超える大物だった。
浅い水深に現れたそいつの黒い魚影は、まさに大物、背びれが水面を切る様はまさに大物感が漂っていた。
「おいおい、何号を切られたの?」
あまりに早い敗北だった為、細糸を選んだのではないか?と問いかけたのだった。
「え?1号だよ…、あいつはデカかった! しかも鼻が曲がっていたオスに違いない!」とたっくんは興奮を隠せずにいる。
シマノのスーパーゲームベイシスHと1号の組み合わせだった。
この組み合わせでは太刀打ちできない・・・。
1号を瞬殺してしまうモンスターだ、さぞかしデカイのだろう。
そして、仕掛けをもっと太く変える事とした。
ラインを2号に竿をHからHHへと太糸をはれる竿へと変更した。
「よし!これなら大物を仕留めるられる!」早く奴の顔を拝みたい、鼻曲がりのオス
対岸には、2人の餌師が少し上流には1人のルアーマンの姿が見える。
こちらの釣果が気になるらしく、じっと様子を見ている。
先ほどのやりとりも恐らく見ていたに違いない・・・。
早々に竿とラインを準備する。
最近、ライントラブルを直している間に横入りしていく釣り師によく遭遇する。
特に年配の釣り師たちは、間隔や順番というものを守れずにズカズカとポイントへ踏み入り荒らしたあげく他所へ移動していく。
今回もそんな横入り釣り師に入られやしないかとヒヤヒヤしながらセッティングを急ぐ。
焦る気持ちを抑えシマノベイシスHHにサンラインの安物フロロをセッティングする。
僕らは、高価なフロロラインを使った事がない、それよりもナイロンからフロロに変えたのもごくごく最近なのだ。
モノにこだわる釣り師は多い、釣り竿は特にそうだが、ラインにこだわる人も多い。
でも、我が家は、サンラインの安物で十分なのだ・・・。
ラインの準備が完了し、右岸のやや水深のある堰堤下に大きめのマグロ切り身を投げこむ。
ズドーンと水面に飛沫を挙げる
マグロの切り身を気持ち大きくしたのだろうか?
水面に落ちる時にドボーんともズドーンともとれる騒音をあげた。
ニジマスはデリケートじゃないのか?
渓流釣りでは厳禁な大きな物音をあげる釣り方に思わず笑ってしまう。
川岸に近づく際、腰をかがめて歩く渓流師の姿が脳裏に浮かぶ、目の前で起きたあまりにの対照的な騒音に「おいおい、魚がにげちゃうじゃないか?」と思わず目をそむけたくなる。
今回は、なかなか来ない・・・。
2投目、3投目と右岸の緩い流れに投げるけれどアタリは無い。
ここで、エサの確認をして、新しいマグロを切り身を付ける。
そして、左岸の白い泡立つやや深めの淀みに又しても大きな音を立てて、バシャっ!とマグロの切り身が消えていく
グググっ!とピンク色の目印が一瞬で吸い込まれていく
水面にゴボッと大きな吸い込み音と共に目印が消えた・・・。
キタっ!
デカい!
一瞬で大物と解る大きなアタリ。
アタリと言うよりもひったくられるという表現が正しいかもしれない。一瞬でラインが強く引かれ竿を立てないと身体ごともってかれる衝撃なのだ。
とにかく大きな力で引っ張られるのが解った。
竿先が弓状に大きくしなる・・・。
右に左に大きく逃げ回る・・・。
姿を見せない大きな魚体は・・・。
水深のある場所へと逃げ込む魚体・・・。
竿を立てて強めに引き寄せるとヤツは大きくジャンプした
バシャーん!!と水面から大きく撥ねる魚体が姿を現す。
こりゃ~でかい!
今まで見たデカニジマスの中でも太くて体高がある、こいつは何としても釣り上げたい。
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